物忘れが気になったら
今思えば2年くらい前から物忘れの兆候があった。いつも仕事をしている仲間なのに名前が出て来なくてナントカさんとかお兄さんと言って呼び止めていました。
こういうことが増えてきて、指示もアレとかコレがとか上手くやって等曖昧になり聞き返されるようになりました。頭、大丈夫かな?
ずっと気になっていた本でNHK出版 築山節著 フリーズする脳 の話をしますね。
若くてもボケる?
もともと脳は、神経細胞一つ一つに意味があるわけではなく、それが集団化してつくるネットワークに本質があるのですがそのネットワークは使わなければ衰退し無意味な細胞の集まりに戻ってしまう。その結果として起こってくる障害ー記憶、思考、感情、注意、認識などの著しい低下がボケ症状です。
知識と今の状況から判断し言葉にする事や思い出す事をしていないと、20代でも言葉に詰まったり簡単なことも思い出せなくなってしまいます。僕が実際23歳の時に体験しました。その頃は人に説明をしたり理解して貰おうという気もなく勝手気ままに過ごし、「思い出せないことは重要じゃない」が口癖。
思いだそうとする事もしませんでした。
その結果就職後に苦労する事になり、仕事で支障なく話したり忘れたことを思い出せるようになるのに4年間の時間が必要だったのです。今だったら絶対に辞めてるね。
脳は環境によってつくられている
環境がさまざまな情報や刺激、対応すべき変化を与え、知らず知らずのうちに脳を訓練させている。ここでいう環境とは特別なものでなく仕事や学校、家庭などその人を取り巻くあらゆる物事の事です。
使わない機能は退化する。骨折してギプスで足を固定すると筋肉自体に傷がなくても目に見えて細くなってしまいますが脳も同じで使わないと衰えちゃうんです。
普段何気なく生活していても筋肉を使っているので急に衰えることはありません。
脳も同じで普段生活していれば機能を使っているので急には衰えません。
ですが脳の場は使い方に偏りがあると使われない機能が衰えてしまいます。
本書にはケーススタディもあり
- 商談の最中に不意に言葉が出なくなる、人前で話すのが怖くなった証券マン
- 会話の相手が複数になると話が聞き取れなくなる営業マン
- 上司になった途端、考える力が衰え、仕事が出来なくなった元優秀な部下
といったものがあります。ケーススタディを読んでみると自分にまさに当てはまる項目がいくつかありハッとさせられました。この本を読んで即効果は期待できませんが病気と気付いたり、症状を自覚して日頃の行動を見直せば良くなっていくと思います。
誰でも今より賢くなれる
脳は環境によってつくられるのなら意識して行えば問題のない方はより一層パフォーマンスに磨きが掛かります。筋肉も意識して普段の生活よりも負荷の掛かるウエイトトレーニングを行うことでマッチョな体型を維持しています。
脳も意識して負荷を掛けるような生活をすれば今までよりも高いレベルの考えができるようになるはずです。それをそのまま本に書いているのが、ベスト新書 堀江貴文著 99%の会社はいらない です。内容は違いますがホリエモンのやっている事がフリーズする脳に書いてあるボケないために意識して行動することと被っています。実績を出す人はやっぱり理にかなっているものですね。
このホリエモン、僕は感じ悪い人だなと思っていましたがちょっと印象が変わってきました。考えていることが面白い。見ているものが未来の楽しい事でもっと今より良くなると信じている事に共感します。近日中にホリエモンの著書も紹介します。
ではでは。